18日午後、高次脳機能障がい者に特化した相談業務を行っている支援センター(大宮区役所4F)に、私の地元で発達障がい者(児)の様々支援を行っている特定非営利活動法人 輝HIKARIの金子訓隆代表理事と訪問いたしました。
 さいたま市における高次脳機能障がい者の現状と相談内容とその支援について、担当者からお話を聞かせて頂きました。

 相談者は年々増え続けており、昨年度は約200人の方から2300件の相談があり、令和元年5月開設時より相談件数は約10倍に増えているとの事です。
 相談者の年齢は10代から80代まで幅広く、その中でも働き盛りの40代・50代の方からの相談がもっとも多く全体の半分を占めています。
 相談内容は人それぞれ違うため、一人一人のお困りごとや心配ごとと、今後の目標や希望などを聞いて、相談者に対して寄り添った支援を行っています。
 まだまだ高次脳機能障害の認知度が低いため、医療機関や障害福祉機関などの関係者の勉強会や研修会を支援センターが中心になって行っていく予定です。

 今後も高次脳機能障がい者の相談件数が増えることを考えると、まず対象者数の現状調査と、それに伴った相談支援体制の人材確保が必要と考えます。134万都市のさいたま市で所管の職員は4人で対応しています。そのためには予算の増額も含めて、支援センターにおける専門職の人材拡充に向けた支援を行ってまいりたいと思います。
 昨年度末に支援センターで「高次脳機能障害ブック」を作成されました。
 大変に高次脳機能障害について分かりやすい内容になっています。
 ぜひ市のホームページからダウンロード出来ますので、参考に読んでみて下さい。
 
 参考ページ:さいたま市高次脳機能障害者支援センターについて
 https://www.city.saitama.jp/002/003/008/sennta-.html