○斉藤健一委員 公明党の斉藤です。それでは最初の1番、乗合タクシーについて。
(1)みぬま号のハレノテラス経由へのルート変更について質問いたします。
ハレノテラスがあります地元の自治会を中心に、みぬま号のルートをハレノテラス経由でのルート変更に要望が出されていると思います。現在の要望書に対するルート変更の進捗状況と今後のルート変更の運行開始までのスケジュール、そしてルート変更による停留所の数と設置場所等について伺いたいと思います。

○都市計画部長 斉藤健一委員の御質問の1、乗合タクシーについて、(1)みぬま号のハレノテラス経由へのルート変更についてお答えいたします。
見沼区大砂土東地区乗合タクシー「みぬま号」は、現在土呂駅から市民の森や彩の国東大宮メディカルセンターを経由し、東大宮駅までの区間を運行しております。現在のみぬま号の運行エリア周辺には大型のショッピングモールの立地が少ないことや島町地区に交通空白地区が存在することから、昨年、令和3年6月に地元自治会を中心とした地域組織からハレノテラス経由へのルート変更の要望をいただいております。
いただいた要望につきましては、コミュニティバス導入ガイドラインに基づき、運行ルート案を作成の上、沿線自治会の方を対象にアンケートによる需要調査を実施したところ、現在の運行ルートより収支率の改善が見込まれる結果となりました。この需要調査の結果を踏まえ、本年8月22日に開催しました地域公共交通協議会におきまして、ルート変更の提案を行い、御承認をいただいたところでございます。
変更ルートでの実証運行につきましては、現在道路運送法に基づく国への申請手続や運行事業者による変更ルートでの試走を行うとともに、地元自治会と協力してチラシの配布など周知活動を進めており、本年12月の運行開始を目指しているところでございます。
次に、停留所の追加でございますが、ハレノテラスの南側になるんですかね、1か所追加になる予定でございます。

○斉藤健一委員 今年の12月から運行開始と、これは多分実証運行なのか。この実証運行というのはどのぐらいの期間、1年間やってみて、その結果本格事業に入るのか、ちょっと確認で質問と、もう一つ、ルート変更を一応する方向ということでお答えいただきました。ついては、現在のルートからルート変更した場合、今のルートでのルート変更以外の何かしらのサービスの低下など、課題点等が一応あれば、その点も確認で伺いたいと思います。

○都市計画部長 斉藤健一委員の再質問にお答えいたします。
コミュニティバス導入ガイドラインでは、ルート変更時のデータ取得期間を6か月と定めております。したがいまして、予定どおり本年12月に運行開始できた場合は、12月から令和5年5月までが利用者数等のデータ取得期間となります。
課題につきましては、現在の便数よりも便数が少し減るようになります。

○斉藤健一委員 約5か月でその結果を見て本格運行に入るかどうか、そこで検討されるということで、分かりました。また、ちょっと便数が減る。ルートが長く、大体今1時間に1本ぐらい走っている感じだと思うんですけれども、そうすると1時間半に1本ぐらい、場合によっては2時間に1本になってしまうのかなと。ぜひ利用者数が、私たちも地元として、せっかく要望して走るんだから利用しましょうということで声かけをしておりますので、もし予想を上回る利用者数がいる場合は、便を増やす対策もぜひ併せて検討をお願いしたいことを申しまして、次の質問に移りたいと思います。
(2)東大宮駅西口周辺の新規ルートについて質問いたします。
特に、駅から遠い東大宮3丁目から東大宮駅までは1ルートの路線バスが運行されていますが、運行本数が大変に少なく、東大宮3丁目にあります県営砂団地を中心に、高齢者の方が駅までの移動支援の声が上がっております。この団地周辺の住民団体から乗合タクシーの新規ルートの要望書が所定の手続に基づいて提出された場合、現状、この地域の乗合タクシーの運行の可能性はあるのかどうか伺いたいと思います。

○都市計画部長 斉藤健一委員の御質問の1、乗合タクシーについて、(2)東大宮駅西口東大宮2、3、4丁目周辺の新規ルートについてお答えいたします。
本市のコミュニティバス等導入ガイドラインでは、鉄道駅から1キロメートル以上かつ路線バス等の停留所から300メートル以上離れた地域であることが新規導入の要件の一つとなっております。
御質問の東大宮駅西口周辺につきましては、鉄道駅から1キロメートルの範囲内にあり、この要件には該当しておりません。そのため、この地域へのコミュニティバス等の新規導入は難しい状況ではございますが、本市では、コミュニティバスや乗合タクシー以外にも高齢者等の移動支援事業など、移動を支援する複数の取組を行っております。移動支援に関する御要望につきましては、各局が連携し、御要望いただいた方のニーズや課題を詳細に確認させていただき、適切な事業への御案内やどのような対応が可能であるかの検討につなげる取組を今行っているところでございます。

○斉藤健一委員 現状、交通政策としてはちょっとガイドラインに、新規ルートとしてのガイドラインには、ちょっと今合致しない地域であると。ただ、所管外になってしまうんですけれども、高齢者の移動支援というほうでの支援では検討の余地があるということだと思います。
そこで、一つ私から提案なんですけれども、新たにないものをゼロから起こすというのは、大変時間も期間も労力もかかります。実は、現在こちら資料提示、これもう御存じだと思いますけれども、隣の、ここは上尾市と隣接しておりまして、上尾市では今、市内循環バス「ぐるっとくん」、1回100円でどこまでも乗れます。これが実は、県営砂団地の停留所があるんです。そのまま本当は東大宮駅に行ってもらえるとありがたいんですけれども、東大宮駅に行かずに新堀という、これも、県営砂団地も新堀もさいたま市内なんですね。できれば、このバスは1日4便もしくは5便が動いています。このバスが東大宮駅を回っていただければ助かるとの声も、私のところには多数届いております。一度、さいたま市として上尾市と連携を取っていただいて、東大宮駅経由の可能性について検討をお願いしたいと思いますが、見解を伺います。

○都市計画部長 斉藤健一委員の再質問にお答えいたします。
東大宮駅の乗り入れにつきましては、既存のバス路線と競合するおそれがございまして、この場合、既存路線のバス利用者が減少することも考えられます。このことにより、既存のバス路線の減便や撤退を招く可能性もございますことから、新たなバスの乗り入れなどにつきましては、慎重に対応を検討する必要があると考えております。

○斉藤健一委員 実は、この路線、今県営砂団地を走っている路線バスと上尾市が動かしているぐるっとくん、実は、一部同じ会社がやっているんです。ぜひ、ちょっと検討を、お話をして、一度お話する価値はあるのかなと思いますので、ぜひ前向きに検討をお願いしたいということを申して、次の質問に移りたいと思います。