総合政策委員会 議案外質問の報告
6月17日に開催された総合政策委員会で、以下の議案外質問を行いました。

「道の駅」の進捗状況について
さいたま市初の「道の駅」が見沼区宮ケ谷塔4丁目に令和10年度中に開設予定となっています。この計画の進捗状況について質問しました。「道の駅」は地域経済の活性化や観光促進の拠点として重要です。市民の皆様にとって便利で魅力的な施設となるよう、引き続き監視と支援を行ってまいります。

6月17日 さいたま市議会・総合政策委員会議案外質問
内容:さいたま市見沼区につくる新しい「道の駅」について

○斉藤健一委員 1、「道の駅」の進捗状況について、(1)道の駅整備協議会の開催状況について質問いたします。はじめに、道の駅整備協議会の設置目的です。ホームページにも出ていますけれども、目的をしっかり確認でお聞きいたします。そして、今までのこの協議会の開催状況と、協議内容、またいつまでに整備計画案をまとめるのか伺いたいと思います。
また、整備計画案の中に市民からの声の反映と、市民への整備計画案の報告はどのように行われるのかについても伺いたいと思います。
(2)道の駅開設までのスケジュール状況について質問いたします。今現地では基本計画で示されて基本計画書が令和3年3月に発行されました。この基本計画書の最後のページに事業スケジュール想定というのが出ております。そのスケジュールの今実際にどこの事業を行っているのか伺います。また、整備手法の検討状況についても、今どのように進められているのか、併せて伺いたいと思います。
そして、令和10年度中にこのスケジュール想定では開設予定になっておりますが、今のところ現時点では変更はなく、開設予定で進んでいるのか。また、開設に向けての課題点や懸念材料があるとすれば、それに対しては今どのように対応しているのか伺います。

○商工観光部長 斉藤健一委員御質問の「道の駅」の進捗状況について、まず(1)の道の駅整備協議会の開催状況についてお答えいたします。協議会の設置の目的ですが、道の駅の整備に関しまして、魅力的かつ効果的な施設をつくり込んでいくために、関係者の皆様及び有識者の意見聴取、意見交換を行って進めていくことを目的としております。
道の駅整備協議会の開催状況は、これまでに5回開催しております。順番に内容等申し上げますと、1回目が令和元年12月開催、こちらは市民アンケートに関する協議を行いました。2回目は令和2年1月開催、こちらは地域経済活性化拠点の機能について協議を行っております。3回目から新型コロナウイルスの感染拡大防止という状況になりまして、3回目が令和2年10月に書面開催をいたしまして、基本計画素案への反映の結果報告、それから市民アンケートの結果報告、こういったことを協議しました。4回目も同じく新型コロナの影響がございまして、令和3年3月に書面開催をいたしまして、基本計画素案について協議を行っております。最後5回目は令和4年10月に開催いたしまして、道の駅整備計画に係る基礎調査について協議を行いました。次に、市民意見を反映する機会でございますが、基本計画策定時と同様に、ただいま申し上げた道の駅整備協議会、それから住民説明会、その先パブリック・コメント等を通じて、今後も市民の皆様と意見交換を重ねながら進めてまいりたいと考えております。また、道の駅整備計画を市民の皆様に公表する時期でございますかね。整備計画の素案作成に向けて様々な現在調整、検討を行っているところでございますので、申し訳ございませんが、現時点では具体的な時期をお答えするのは難しい状況ですが、できる限り速やかに公表いたしまして、市民の皆様に御意見をお伺いできるよう努力してまいります。
(2)道の駅開設までのスケジュール状況についてお答えいたします。まず、現在行っている進捗状況でございますが、環境影響評価、地質調査、造成等基盤整備基本設計、用地測量、農振農用地の除外資料の作成を着実に順次進めているところでございます。 また、今年度は関係機関との協議ですとか内部調整を踏まえまして、整備計画の素案の作成業務、それから環境影響評価業務を進めているところでございます。
道の駅開設までのスケジュールですが、令和6年2月の予算委員会で御答弁申し上げましたとおり、令和10年度の供用開始に向けて努力をしてまいりたいと思います。
事業を実施する上で課題・懸案事項といたしましては、例えば用地買収のように地主さんとか相手方様がおります、お相手の方に御協力をいただいて進めるという業務につきましては、場合によっては事業を進める上で課題となってくる場合もあり得ると思いますが、こういったところも御理解、御協力をいただけるよう施設整備のほうを丁寧に進めてまいりたいと考えております。

○斉藤健一委員 何点か再質問させていただきたいと思います。この整備計画案等はいつまでに市民にお示し、現時点では日にちを明確に出すのは難しいという答弁でしたが、令和10年度中に開設を目指すのであれば、その逆算でこの事業スケジュール想定が出ていると思います。想定で行きますと今、道の駅整備協議会で策定されている整備計画案、これは本来でいえば令和4年度の頭にはできている事業スケジュールになっています。しかしホームページでは、整備協議会委員の就任が令和4年7月1日で、令和4年10月に新しいメンバーに更新されて、そして、その新しい整備協議会のメンバーで最初に開かれたのが令和4年10月です。それから今日まで1年以上開催していません。また、委員の任期満了日が令和7年3月31日ということは、それまでに整備計画案をつくる考えでいるのかと思ってしまいます。それで本当に令和10年度中に開設できるのか。また、現時点では予定している土地はさいたま市の土地ではありません。また農業振興地域指定は除外されたと聞いていますけれども、まだ民間の土地です。その土地を市が取得しなければ工事にも入れません。もう一度再質問でお聞きしますが、今現時点では令和10年度中の令和11年3月31日までには開設スケジュール案が出ていますが、ここは現時点では変更は考えていないということでよろしいでしょうか。

○商工観光部長 斉藤健一委員の再質問にお答えいたします。先ほど来御質問の、例えば今年度の事業といたしまして、今整備計画素案の策定業務というのを御予算の方承認いただいて、事業進捗を進めているところでございます。ということになりますので、整備計画の策定については基本的には令和6年度事業として進めております。 申し上げたように、市民の皆さんに公表したり、そういったタイミングはちょっと今ははっきりはというところではございませんが、道の駅の整備を受けましては、先ほどの繰り返しになってしまいますが、令和10年度の供用開始という予定で進めてまいりたいと思います。

○斉藤健一委員 最後にもう一点再質問させていただきます。令和10年度開設を目指すと決意を聞いた思いでいますけれども、この道の駅は同時に、国道16号を挟んで反対側に食肉中央卸売市場と屠畜場と一体化した(仮称)農業及び食の流通・観光産業拠点整備として進められている大規模事業であります。食肉中央卸売市場・と畜場も同じ時期に基本計画が作成され、こちらも同じく令和10年度に市場開設になっています。地元に住んでいる私から見ても、この道の駅よりも食肉市場の進捗の方が遅れているように感じます。仮に食肉中央卸売市場・と畜場の市場開設が、令和10年度中に市場開設が出来なくなったとしても、道の駅が予定どおり開設できるようであれば、先行して開設されるのか確認で伺いたいと思います。

○商工観光部長 斉藤健一委員の再々質問にお答えいたします。 御質問にありました食肉中央卸売市場・と畜場と、道の駅というのは一体整備とはいえ、1棟整備ではないので、御質問にあったとおり道路を挟んで反対側になりますから、施設の性質が異なるということで、一部進め方というのは変わってくるかと思います。 先ほど来申し上げたように、例えば用地交渉等の手法の中、手続の中で、不確定要素というのは双方あろうかとは思いますけれども、道の駅につきましては、繰り返しになりますが、令和10年度の開設を目指して進めていくと考えております。

○斉藤健一委員 分かりました。本当に地元市民は道の駅を待望しております。市民が安心安全、そして誇れる道の駅をぜひお願いしたいと思います。